街角

それほど悲しい夜でもないのに
忍びよる足音に気を止める
ことさえも できない女が
街角にたって
通りすぎる 情景を見つめて
あてのない1日が

夢より多く かなえられた時
わたしも連れていってください
その誰ぞ 住むという
風のある 街へと
過ぎ去る日々を もつれこんで
街角で 時は流れる
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