イワンコッチャナイ

君に嫌われたらどうしよう
あの日の言葉に震える
このままでは僕はもう二度と
外には出れないや

ならば繰り返す「好き」の隙にキスを
彼女のすり減らした親指にキスを
それも早いうちがいい
それで何も変わらないとしても
どうしてもやらない訳にはいかない!

君に逃げられたらどうしよう
あの匂いだけを残して
僕は見つけるまでもう二度と
家には帰れない

ならば自販機の下に落ちたるエンを
拾いあつめて富豪になるのも恋慕
ところが上手くいかない
手を伸ばすがつかめない
勝手に動く腕がまくらを殴る!
言わんこっちゃない!
君の久しぶりの連絡にドキドキ
これから待ち受ける展開にゾクゾク
ところが何もない
君の瞳から離れない
自販機に腕を入れる彼の背中!

言わんこっちゃない!
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