八月の天使

満員電車をやり過ごし もつれた気持ちを放り出し
忘れた海まで出かけよう 今すぐに

1年経っても忘れない でも10年経てば覚えてない
そんな思い出の距離から抜けだそう 犬みたいに 犬みたいに

今目の前ではしゃぐ君に
リアルな天使を見たんだ 嘘じゃないぜ 嘘じゃないぜ

波が引いた後に 残るものを
焼き付けようぜ この瞳に その胸に

君は嘘っぱちの気持ち 唄にしてごまかすつもり
本当の言葉はどれくらい 隠れている 隠れているんだい

人はみんな きれいじゃない
気持ち隠す場所 探している 探しているんだ

波が引いた後に 残るものを
手に入れようぜ この手に その胸に

暑い季節の後に失くすものは
もう何もないぜ
灯台にあかりが灯れば
きれいだよ君はもっと きれいだよ君はずっと
まるで夏を呼ぶ天使みたいに

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