葉桜

芽吹いた命は いずれ枯れゆくもの
水面に揺れて消えてく 花と四月の終わり

奏でる音も笑顔も 祭りの後のように
静まり返ってしまったけど
青々と澄んだ瞳 あの日に見えた光を
探し続けているんだ今でも

落ちてゆく はらはら 落ちてゆく
こぼれた思いまだ届かずに
花の無い季節に踊らされ
君に試されてるみたい

舞い散る花びら 予報はずれの雨
あの日の記憶がまた蘇り目を閉じた

移りゆく君の毎日に
そっと寄り添っていたいと願う
奇跡など一時でいいから
どうか消えないでいて

落ちていく はらはら 落ちていく
こぼれた思い止められないまま
果てしなく緑に染まる道

葉桜のひとりごと
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