208

なんで君がいないんだろう
せっかくペアのマグカップを
買ったばっかなのに
なんで隣に君がいないんだろう

君との思い出なんてさ
どれもが主役みたいでさ
ただ普通に歌えば 100番くらいは
ゆうに越えてしまうよ

また察知して 嫌いになる
どの順番で理解すればいい
簡単すぎて 答えは出てるのに
すがっていたいと思っていた

永遠なんておとぎ話だと
初めからちゃんとわかってたけど
君とならもしかしちゃうんじゃないかと
期待なんかして馬鹿みたいだね

君の胸のとこに入ってる
傷にもし意味があっても
たとえなかったとしても
おんなじように
今日を迎えてたよ

そうやって思っていないとさ
心が追いつかないから
君の気持ちは置いといていいかい?
僕のわがままでいいから

君が泣くの ずるいよ
泣きたいのはこっちの方さ
でも なんでかなあ
また僕はこうして
君の頬 拭っている

僕は決まっていつも勝手で
追われていたくて 突き放しては
自分の都合で甘えてたけど
“二人”でいたいと思ってたんだよ

とびっきり優しく
とびっきり甘えて
とびっきりのチューをしておこう

出会っちゃいけなかった
そうは思いたくないよ
でも答えはひとつ
さよならしないともうダメみたいだね

僕らの愛はいつも勝手で
揃いも揃ってあまのじゃくでさ
最後にしないとキリがないのに
「愛してるよ」って抱き締めちゃうんだ

僕らの愛はいつも勝手で
急に始まった二人だから
急に終わろうとおかしくないよね

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