奇跡の流星群

少しずつ傾いてく
夕焼けに残された
自転車まばら

右側の5番目は
まだ部活 終わらない
君の存在がやがて影になる

待ってても
話しかけられるわけじゃない
何も言えなくて
空を見上げるよ

もし君に
好きと今 言われたら
それは星の誕生くらい
きっと ありえない出来事
わかっているんだ
恋なんて
いつだって一方的
君が気づいてくれなくても
僕は想うだけだ
奇跡の流星群

帰ろうとした時に
足音が近づいた
君は僕を見て偶然と勘違い

遅いねって
二人言い合って微笑んだ
同じ道だから
一緒に帰ろう

もし僕が
好きと今 言えたなら
まるで宇宙の始まりより
もっと 大変な事件だ
説明がつかない
愛なんて
想像の産物だよ
たとえここから見えなくても
すべて覆い尽くす
心の流星群

奇跡はないと思った
このまま終わるのだろう
じゃあねと手を振った後
君は消えて行く

僕たちは
何を今 求めてる?
それは愛の告白じゃなく
光る永遠の星たち
理想的なかたち

もし君に
好きと今 言われたら
それは星の誕生くらい
きっと ありえない出来事
わかっているんだ
恋なんて
いつだって一方的
君が気づいてくれなくても
僕は想うだけだ
奇跡の流星群
×