火花

戦いの鐘がなる 曇天の雨の中
未来なんて あっちゅう間 撒き散らせその火花

ついつい過去に酔わされて あらぬ方位に誘われる
心配性に魔が差せば 不安に現在(いま)を忘れちゃう

「嫌よ嫌よも 好きのうち」
五月蝿い手前(てめえ) しゃしゃり出たら

戦いの鐘がなる 曇天の雨の中
悲しみに負けぬように 燃え上がれこの感情
一吹きで消えそうな 儚げな明日のため
倒すべき過去の君 撒き散らせその火花

ふらふら千鳥足取りで 夢路を目下進行中
現実の刃(は)を煙(けむ)に巻き かしまし胸の口塞ぐ

さぁ寄っといで 見ておいで
宴も闌(たけなわ) やりましょうか

もう泣くのは充分だ そら心臓(ハート)に火付けろ
明日死んでしまうなら それも笑える程に

きゃあきゃあ散々騒ぎ立て
にゃあにゃあたまに猫のように
いけしゃあしゃあと毒吐いて
やれ 「じゃあ、じゃあ」とクダを巻く

ええ ええ そんな手前(てまえ)には
銘々文句あるでしょうが
不安対安心が 毎回前者圧勝の
小心者さ 御免遊ばせ

戦いの鐘がなる 曇天の雨の中
悲しみに負けぬように 燃え上がれこの感情
もう泣くのは充分だ そら心臓(ハート)に火付けろ
倒すべき過去の君 撒き散らせその火花

振り返る暇はねえ
未来なんて あっちゅう間 撒き散らせその火花
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