比叡おろし

風が舞う 夢が散る
うす墨の 霧の群れ
恋の迷いを 消すように
やがて琵琶湖(びわこ)に 雨がふる
幸せでした あの頃が
それも今では 遠い夢
比叡(ひえい)おろしが 吹けば
もうすぐ 冬です
ふたり重ねた おもいでが
私を泣かす

涙では 洗えない
悲しみも 切なさも
まして化粧を してみても
隠し切れない 未練まで
あなたに逢えて 知りました
愛の深さと 寂しさを
比叡(ひえい)おろしに ひとり
この身をさらせば
生まれ変われる 気がします
明日はきっと

幸せでした あの頃が
それも今では 遠い夢
比叡(ひえい)おろしが 吹けば
もうすぐ 冬です
ふたり重ねた おもいでが
私を泣かす
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