夢の続き

青い春 寝癖も気にしないで
坂道 風を追い越せば いつもの僕らの場所

笑い転げたり くすぐり合ったり
思いつくままの毎日を 陽が暮れるまで遊んだ

時間に追われ今の僕はと言えば
散らかる部屋さえ片づける余裕もなくて

グラウンドを駆け抜ける少年 何故か眩しすぎて届かない
あの日の僕らが見ていたものは 今も変わらず心(ここ)にいるのに

教室のカーテンの隙間から
差しこむ光 見とれた横顔 彼女は元気かな

色とりどりに膨らんだ世界の
いたずらな魔法は 音もなく解けていったよ

それぞれの選んだ道は遠く 迷路のように入り組んでいる
あの日の僕らが描いた場所は この先で待っているんだろうか

延長線上に転がる未来と過去を 繋いでいく役目を担った今だから
幼少期の瞳に灯してた光が 明日の自分の背中だと信じて

よく晴れた空の青い日に 置いてきたのは小さな歴史
砂埃にまみれて笑ってた 瞬間は色褪せやしないさ

明日の匂いに誘われて すりむいた痛みも忘れて
あの日の僕らの夢の続き また新しい冒険へ行こう

また新しい冒険へ行こう
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