桃源郷

丘の上まで息を切らして 駆けて眺むる富士の山
海の向こうの君の家まで 夕凪を縫ってひとっ飛びさ
眠たい目で夢から覚めた 君を連れて何処へ行く
風見鶏カラカラと錆び付いた心空に溶けてく

遊んでいたいねこのまま
遊んでいたいねこのまま
日暮れまで 遊んでいたいね

東の空雨雲は去って 現れた山の輪郭
感覚はリセットされた 君と手をつないでく
杏子の実をひとつ頬張って 闇を抜ければ見えてくる
未来でも古でもない時が流れてるそこは桃源郷

夢を見るだけの場所じゃない
心落ち着けば何時だって何処だって構わない

遊んでいたいねこのまま
遊んでいたいねこのまま
日暮れまで 遊んでいたいね
遊んでいたいねこのまま
遊んでいたいねこのまま
できることなら 遊んでいたいね
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