ミスター・チョンボ

メンタンピン・三色・ドラドラ・一盃口
会社の帰りに課長に呼ばれた
残業と思えばそうじゃない
得意先の麻雀相手
断ろかいなと思ったけれど
会社にとっては大事なお客
しぶしぶ出掛ける得意先

メンタンピン・三色・ドラドラ・一盃口
お客相手にゲームが始まる
勝つのは易いが負けねばならぬ
所が相手はヘボ麻雀
大三元だと開いた手の内
パイパンポンして赤青アンコ
よく見りゃ枕が出来てない

メンタンピン・三色・ドラドラ・一盃口
そいつはチョンボといおうとしたら
課長が慌てて目で止める
チョンボと知ってて知らないそぶり
ここで恥をばかかせたなれば
大事な取引つぶれてしまうぞ
私も泣く泣く知らん顔 ア~

メンタンピン・三色・ドラドラ・一盃口
一回だけなら許せもしようが
それから続けて二度三度
それでも課長は知らないそぶり
接待出来たが後味悪い
帰りの車を送ったあとで
夜道を歩けば腹が立つ

メンタンピン・三色・ドラドラ・一盃口
何であの時勇気を出して
あんたはチョンボといえなんだ
ゴマスリ稼業に飼い慣らされて
性根の腐った自分が口惜(くや)しい
いかに大事な客とはいえども

チョンボはチョンボだ チョンボはアイツ
アイツチョンボでチョンボのアイツ
チョンボのアイツ
アイツはチョンボ チョンボアイツ
アイツはチョンボ チョンボチョンボの
アイツはチョンボ
チョンボチョンボのアイツはチョンボ
チョンボチョンボ アイツはチョンボ
チョンボチョンボ おっさんチョンボや
チョンボチョンボでアイツはチョンボ
チョンボ
チョンボチョンボ アイツはチョンボ
チョンボチョンボ チョンボされたら
アイツはチョンボ
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