日本海ひとり旅

親のない娘(こ)が 親不知
流れて北へ 旅を行く
ぽつりひと言 故郷(くに)なまり
あなた あなた どこまで……
淋しさ辛さにゃ 慣れっこだけど
窓辺のみぞれが この身にしみる

飛びたい心 舞鶴港
あなたを追って せかされる
波の向こうは どこの国
夢は 夢は いつまで…
やさしい言葉にゃ 泣かされたけど
窓辺の氷雨が 涙を流す

仕方ないのと 男鹿半島
眺めて過ごし さい果てへ
愛しているわ いつだって
せめて せめて もう一度…
あなたに抱かれて 眠りたいけど
窓辺の小雪が 思い出うつす
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