おやすみのワルツ

夜の帳が降りると そこは
静かな灯りともす 舞踏会

踊りが苦手な僕は遠慮して
ただ お月さまと秘密の話

先を急ぐ渡り鳥を眺めてたら
ふわり 風が頬を撫でた

疲れた翼たたんで
宝探しは もう
「またあした、またあした。」
遠くで さざめくメロディー
今日は良い夢 見られるのかな?
そうだといいな

甘い香りが 優雅に誘う
ぼんやり浮かぶ 白い花びら

君への おみやげにして帰ろうか
きっと あの窓辺に似合うと思う

眩しいほど瞬く星 眺めてたら
きらり 一つ流れていった

ため息 大きくついて
考え事も ほら
「またあした、またあした。」
特別なんていらない
今日が この先ずっと続けばいいのに
いつまでも どこまでも

不思議な色に染まる空…

疲れた翼たたんで
宝探しは もう
「またあした、またあした。」
世界の終わりが 明日きたとしても
それなら それでいいや
おやすみ
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