赤茶けた

ねえ 今も覚えてるの
静かな街並み
佇むその瞳
始まりの季節を
告げる風の音
落ちる夕陽に溶けて行く

届けられなかったその声は
いつか遠く響き渡るから
赤茶けた空の帰り道
今はゆっくり辿って

ねえ 今も覚えてるよ
ざわめく街角に
揺れる微笑み
忘れないよ
忘れられない
いつでも

届けられなかったこの声は
今も遠く響き続けるよ
赤茶けた空の帰り道
今は笑って見せるから

どこまでも どこまでも
この声が聞こえるように
いつまでも いつまでも
風の中に
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