夢ごころ

(ご多忙ね ご多忙ね)
素敵なあなたは ご多忙で
愛する気持ちに 気づいてくれぬ
(ご多忙ね ご多忙ね)
あなたが うぐいすだとしたら
私はなりたい 梅の木に
そうよほんとよ
まったくまったくそうなのね
(ご多忙ね ご多忙ね)

恋するこころを 抱きしめて
千里の道でも 逢いたいけれど
(ご多忙ね ご多忙ね)
あなたの前には 川があり
私の渡れる 橋がない
そうよほんとよ
まったくまったくそうなのね
(ご多忙ね ご多忙ね)

帰っているはず ないだろと
ダイヤル回せば あなたの声が
(ご多忙ね ご多忙ね)
まちがえましたと いいながら
あわてて受話器を おく私
そうよほんとよ
まったくまったくそうなのね

あなたを想って 眠ったら
あんなに逢いたい あなたに逢えた
(ご多忙ね ご多忙ね)
愛しているよは 夢の中
さめなきゃよかった いつまでも
そうよほんとよ
まったくまったくそうなのね
(ご多忙ね ご多忙ね)

あなたにとどかぬ この想い
季節はめぐって 秋風吹いた
(ご多忙ね ご多忙ね)
明けても暮れても あなたゆえ
恋するせつなさ 身も細る
そうよほんとよ
まったくまったくそうなのね

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