風のれん

ふたりで生きても 辛いのに
ましてひとりじゃ なお辛い
あきらめる 事が出来たら
きっと泣いたりしない あぁ…
いつか馴染みの このお店
お酒もひとつ 風のれん

飲んでも飲んでも 何故酔えぬ
酒よ酔わせて 眠らせて
逢いたさに 心が痛む
雨がそぼ降る夜は あぁ…
戻れやしない あの頃に
未練こぼれる 風のれん

冷たい夜風の 寒さより
寒い心を 誰が知る
幸せが もしもあるなら
分けて下さいあなた あぁ…
声を聞かせて もう一度
ひとり淋しい 風のれん
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