天使の日

天使が訪ねてきた日
静かな紅茶を入れた
ぼくらは屋根に登って
遙かな海辺を見てた

ぼくは汚れた心を
風で洗濯した
こんな天気のいい日には
それが似合い

ほら、普段着の天使が
今 昼の月めがけて
バスケット・ボールを投げる

気持ちがガラス瓶なら
記憶は底へと沈め
綺麗な上澄みだけを
草木に注いであげる

夢でピクニックをしてた
だけど相手の娘の
顔を眠りから覚めて
忘れてたよ

ほら、悲しみの触手を
今 上手にかわしたら
何気ない振りしよう

ほら、普段着の天使が
今 昼の月めがけて
バスケット・ボールを投げる
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