愛を

その傷が痛むたび
私の名を呼んで
そっとあなたを抱きしめに行くから

この無力な両手で
あなたの頬を
つたう涙を拭うから

暗い夜を照らす月のよう
あなただけを包みたい

その淋しい瞳で
私の名を呼んで
そっとあなたに口づけをするから

この声が消えても
あなたへの歌を
ずっといつまでも歌うから

寒い朝に届く陽のよう
あなただけに愛をあげたい
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