E. Primavesi

呼び出しはいつも一時
咄嗟に出たふりはもう通じないみたい
呼び出しは夜の一時
夜の一時
昼おどけて夜に泣く世界
花を讃えて幹を見ない国の
新宿アルタビジョンに映るあの美女は
自信家ゆえにお利口

呼び出された雨の夜
絶えず燃える街に僕ら生きる
生きている
君の目はまるでソーヴィニヨン
どこで手に入れたの?
よく知らなかったワインも
君より語れた頃にはもう知っていた
一人じゃ笑わないのを
誰も触れられないその傷を

どうせ酔えない美酒
君の好きなところ以上の
その瞳の奥を見ようとするほど切なく

何も答えは出ないのに
君が好きだよと言おうとするほど
僕はその理由を探してまた切なくなるのを
ただ眺めていた
時に責めてみた

呼び出されたのは一時
いつもは寂れた南の飲み屋なのに
たまにしか飲まない緑色のテキーラに
雨の渋谷に会話はいらない
言葉は真実を映さない
君は気付いてしまったみたいだ
この世は全てがフィクション
今夜は同じ帰り道

君の顔を揺らすほど
僕は大人びた子供
柄のブランケット
まるでプリマヴェージ
僕の顔が濡れたあと
君は誰といるのだろう
繰り返すだけ
いつか抜ける酒

最後は君のミス
あの言葉はお気に入りの
嘘つきな君のブログにでも書きなぐるべきなのに

これはどうせ酔えない美酒
君の好きなところ以上の
その瞳の奥を見ようとするほどに切なく

とうに答えは出てるのに
君が好きだよと言おうとするほど
僕はその理由を探してまた切なくなるのを
ただ眺めていた
時に責めてみた
いつかまた会えたら
I miss you forever

君は無事で
僕も無事で
それがすべて
ありのままで
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