SHINJUKU AVENUE

新緑の季節に注ぐ光 そよぐ風
会社は口を開けて待ってる 足を前へ投げ出す

タクシーのドアが閉まって 季節がちょっとめくれた
イヤホンの音が体を流れる マスクの下の口は笑っている

SHINJUKU AVENUE 神様の影に隠れて
SHINJUKU AVENUE 口紅でなぞって

スーツに流し込む野菜ジュース 風に戻りたがるスカーフ
自分の骨につっかえても 早起きのガードレール

あくびをさらった鳥と 信号待ちの犬
アリもきっと分かってる この旅はいつか終わる

SHINJUKU AVENUE ボーリングの球を投げるように
SHINJUKU AVENUE 遊ぶように会社に行く

SHINJUKU AVENUE 将棋の駒よりは賢くはないが
SHINJUKU AVENUE 神様の服を破きながら

神様の服を汚しながら
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