Phantom calling

高層タワーがきれい 立ちすくむ
“不穏で”
逆さまの 空飛ぶ
声にならない 肺で殺す悲鳴

凝った心 溶かすなんて不可能で
“一瞬で”
私を 清めてよ
錆び付く前に 鉄色の雨

路地裏 光る野良猫の目に
吸い込まれ 見惚れた
同じ顔の列には 並べない

拒否する 儚き
echoes of phantom calling
祈りのカケラ 今こそ束ねて
幻影を 切り裂ければ

背中に 寂しさが根を生やして
脈打つ 心臓はここと示した

虚ろな 仮面をつけ
隠した 涙の跡
鏡の向こうを 叩き割れば
コレハダレ?

口を塞ぐのは 愛をくれた手
静かに 振りほどくよ
伝えるんだ 行かなくては

まぼろしの 私を抱きしめるな
大きな嵐が来る時
古びたストーリー 無様に縋る

愚かさ 拒否する
echoes of phantom calling
祈りのカケラ 起こすハレーション
幻想は切り裂かれた

折れたりしないよ
踊り続けるよ
暗闇を払い 正体を
照らせ まぼろしなんかじゃない

ただそこに在る 歌は祈りさ
聞こえるでしょ 感じられるよ
この歌がある

一人生きるための
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