斜陽

あなたを亡くして 私はひとり
あれからいくつの 終わりを見ただろう

去りゆく月日を慈しむように
夕日が窓辺を灯してゆくの

もし世界が闇を彷徨って
すべての光を閉じるときが来ても
どうぞあなたと過ごしたこの部屋で
もう一度ふたりの夢を見させて

この世界が光に包まれて
あなたの元へと旅立つときが来たら
どうぞあなたを愛したこの部屋で
最後にふたりの夢を見させて
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