北港

北の港に 汽笛がひびく
出船未練の 別れ唄
あの娘はどうして いるのかと
うわさに聞いた この町へ
たずねて来たよ 北港

古い酒場に 灯りがともる
窓のむこうに 雪が舞う
幸せつかんで いればいい
泣きぐせ 消えていればいい
グラスに浮かぶ 細い影

風が泣いてる 海峡岬
カモメ呼んでる 面影ひとつ
もう一度会えたら この胸で
いとしい笑顔を 見せてくれ
旅路のはての 北港
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