割れないシャボン玉

シャボン玉は好きじゃないよ
ちょっと浮かんで すぐ割れて消える
儚(はかな)すぎてついていけない
ほんの一瞬の幻想なんだ

どんな(ものも)寿命が(あるよ)
ある日(生まれ)いつか(死ぬと)
わかってても いなくなればショックさ

割れない
(風に乗ってどこかへ流されて)
シャボン玉よ
(自分の意思で着地できないから)
割れない
(今の場所でふわふわ浮かんでる)
日常は何も変わらないまま
ねえ
(つまらない人になりたくないんだ)
ここにいたって…
(十年後 僕らは何をしてる?)
ああ
(ずっと 態度あやふやなら)
壊してしまおう

気持ちなんて伝わらないよ
ちゃんと言葉 選んだって不可能
胸の奥の溢(あふ)れる想い
思ってたこと どこへ行った?

声を(出した)まさに(刹那)
パンと(何か)割れた(ように)
ずっと見てた夢から覚めてしまう

愛とは
(急に芽生え勝手に膨らんで)
シャボン玉だ
(自由気ままにフラフラしてるだけ)
愛とは
(掴みたくて誰もが手を伸ばす)
コントロールなんてできないもの
でも
(気まぐれで付き合いきれないよ)
知らないうちに…
(その後は 一体どうすればいい?)
ああ
(君はきっと気づいてない)
僕がいたことも…

さっきまで
そこに飛んでいたよね?
ふわふわと
ちょっかい出すみたいに…
光 受けた表面が
キラキラしている
割れるから
美しいのだろうか?
消えるから
追いかけたいのだろうか?
もしも 永遠があったら息苦しいよ

割れない
(風に乗ってどこかへ流されて)
シャボン玉よ
(自分の意思で着地できないから)
割れない
(今の場所でふわふわ浮かんでる)
日常は何も変わらないまま
ねえ
(つまらない人になりたくないんだ)
ここにいたって…
(十年後 僕らは何をしてる?)
ああ
(ずっと 態度あやふやなら)
シャボン玉よ
シャボン玉よ
君を忘れない
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