薔薇と月と太陽~The Legend of Versailles

遥か遠くヴェルサイユの空
黄昏に燃える 深紅の薔薇のように
自由を求めた悲劇の王妃(レーヌ)よ
儚い命よ 露と消えた夢

絡んだ指先が瞳を刺激した
息も出来ないほど口づけ交わした
秘めた恋だから静かに燃え上がる
あぁ無情にも心を置き去りにして

男と女は危険な恋と知りながら
明日に戸惑い時に流され墜ちてゆく

禁断の恋よ仮面舞踏会
素顔隠しては真実の愛は見えない
華麗な円舞曲(ワルツ)で 鏡の間に集う
いにしえの貴族の宴のように

出口が見つからず暗闇彷徨えば
心の磁石は破滅へと導く
欲望の嵐にモラルは引き裂かれ
どうしてもあなたを諦めきれない

その場限りに煌めく恋は愛を求めず
もっと自由にもっと激しく抱きしめ合う

宿命の鐘が鳴るヴェルサイユ宮殿(パレス)よ
悲劇と喜劇の歌劇(オペラ)の幕が開く
栄華を極めた虚飾の舞台(ステージ)で
主役は甘い香りと薔薇の棘

赤いワインに薔薇と月と太陽を浮かべ
もっと熱くもっと激しく酔わせたい

天使の放つ矢がこの胸を貫く
誘惑の女神が 悩ましく微笑んだ
懺悔の涙よその罪を償え
嘆きの日々よ 結ばれぬ愛よ

遥か遠くヴェルサイユの空
黄昏に燃える 深紅の薔薇のように
自由を求めた悲劇の王妃(レーヌ)よ
儚い命よ 露と消えた夢
愛と涙と薔薇のヴェルサイユ
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