失恋歌

せめて君の幸せの一部にはなれたとは思うけど
僕は君の涙には寄り添えてあげられなかったな
今更何1つとして君にしてあげられない事も
わかっているけどその涙の跡を
辿って探しているんだよ

やっぱりここは君の居場所じゃなかったんだね

さよなら、さよなら
どうせまた君が飼っていた
あの猫みたいにひょこっと帰ってくる
そんな気がしていたんだ
でも君は、でも君は
もうここに帰ってこなかった
いつもそうだった 僕は待っていた
君の事を迎えにはいかなかった

見切り発車でありふれた
口約束ばかり交わしては
いつかあの場所へ行こう
そこで何をしよう
淡い期待だけを膨らませて

その中のいくつ叶えてあげられたの

ほんとは、ほんとは
君はずっと気づいたんだ
それでも優しかった無理して笑ってた
僕の胸をえぐるほどに
最後の、最後の
言葉すら僕は言えなかった
いつもそうだった僕は弱かった
君の悲しみからずっと逃げていた

さよなら、さよなら
どうせまた君が飼っていた
あの猫みたいにひょこっと帰ってくる
そんな気がしていたんだ
さよなら、さよなら
どうか君よ
心の底から安らげる場所で
誰かの胸の中に 抱かれて
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