#1

影が重なった日々 君は出会ったんだ
握る手は冷たく まるで夏に落ちる雪のようで

過ぎてゆく月日が 鮮やかに染めてく
いずれくる結末だ 君と見た景色が

綺麗過ぎたなら 汚してしまえば
こんな世界でも愛せる気がした
君がいないなら掠れた記憶を
ここに置いてくよ

月が照らした時 遠ざけた足音
いつか消えそうな日々 途切れないで溢れた

君は呟いた もう終われないから
こんな世界でも愛して見せてよ
旅が続くならあの日の僕らは
どこで交わるの

虹を描くよう交し合った
約束を錆びつかないでよ
僕の今と君の未来を
不器用に繋いてよ

綺麗過ぎたなら汚してしまえば
こんな世界でも愛せる気がした
君がいないなら掠れた記憶を
ここに置いてくよ
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