マーブルケイブの中へ

あぁ2回目に読み終えた「車輪の下」を置き
ヨレたTシャツを脱ぎ、一目散に走り出した
あぁ朝食のベーコンエッグ、食べる間も無く走り出した
家を守った君への おはようのご褒美さ

ミニー こんなことになるならまだ走り足りなかったよ
小さい体、大きな声でスカした街に吠えてくれよ

辿りついた校舎の裏 聞こえる野球部の声
気怠そうに走ってごめんよ 自分へのご褒美だったのにな

ミニー こんなことになるならまだ走り足りなかったよ
小さい体、大きな声でスカした街に吠えてくれよ

あぁ いつから悟っていたんだい
あぁ 僕は君の家を守れていたのかい

ミニー こんなことになるならまだ走り足りなかったよ
小さい体、大きな声でスカした街に吠えてくれよ

ミニー こんなことになるならまだ気づき足りなかったよ
小さい体、大きな声でス力した僕に吠えてくれよ

どうやら手は動かず目を開けるのもひと苦労か
間に合わなくなる前にマーブルケイブの中へ
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