助手席に乗らないか

今 隣にいるのは 君の知らないひと
ちょっと変わったひとでね 君を少し忘れられそう

そっちは 隣にいるのかい ハンドル握る誰かが
同じように その細い髪 シートに残しているんだろか

ライラック ペパーミント どのそよぐ芳香りも影まで消せない

助手席に乗らないか もう一度乗らないか
いつものパーキング いつものナンバーに来てよ
送るから乗らないか もう一度あの頃みたいに
手が届きそう 30センチ まだいる君の気配

今 ミラーの向こうは 君の知らない街
風に吹かれ その細い肩 忘れてしまえたらいいのにな

ライラック ペパーミント どのそよぐ芳香りも影まで消せない

時間まで乗らないか もう一度乗らないか
待ち伏せして 駅の近くに行くから
ゆるすなら乗らないか もう一度あの頃みたいに
君なしなら どこまで行ったって色のない世界

助手席に乗らないか もう一度乗らないか
いつものパーキング いつものナンバーに来てよ
送るから乗らないか もう一度あの頃みたいに
手が届きそう 30センチ まだいる君の気配
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