遠い春

僕たちが歩きだすことに
どれだけの意味があるのかな
報せはなくて 呼ぶ声もない

毎日が胸を締めつけて
これからどこへ行けばいいのかな
桜の花は揺れているけど

いつかは忘れてしまうのでしょう
ふたりはきっと おお 甘い言葉も知らないまま
過ぎた日々を恨みたくないんだ
それでも 覆い被さる未来は心地いい

どんな言葉で君を送れたのだろう

春は来る 全てを溶かせよ
それなのになんて遠い春なのか

いつかは忘れてしまうのでしょう
ふたりはきっと おお 甘い言葉も知らないまま
つつじの花が咲く頃までには
おお 新しい服で 懐かしい街で 会いましょう
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