惚れて一献

風のつめたさ 世間の苦さを噛みしめた
男と女が 肩寄せ呑んでいる
祝い酒だと あなたは笑い
冷やの徳利が また並ぶ
さあさ一献 惚れて一献
無口不器用 愛想なしでも
その分心が あたたかい
あなたと一緒に 歩きます…

恋も人生(のぞみ)も あきらめ上手になっていた
ひとりで気づよく 生きてたつもりです
人をこんなに 愛せるなんて
ただのおんなに 戻ります
さあさ一献 惚れて一献
ふたり今夜は とことん酔って
あなたと出逢った しあわせに
しみじみ泣きたい その胸で…

さあさ一献 惚れて一献
生きてよかった これから先は
涙が出るほど 笑い合い
あなたと一生 暮らします…
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