chapter:NOVEL

開きかけた扉の前で涙を流し待ち望んでる僕が居る。

今まで何度も描いて来た近未来、タイムマシン。
そう遠くはない。
生きているうちに間に合うかな。
いじりたい過去が少しはある。

ぶら下がった現実味に飛びついて何が悪いと云うの?

今を生きろ。振り返らずに。
時代が作るテーマソングを唄った歌手達。
軽いノリで口ずさむけど、忘れられない、
忘れちゃいけない事もあったよね。
過去に縋り付こうと云うワケじゃない。
少しだけ少しだけ時間を下さい…。

酷い別れも去り際にも例外なくドラマは生まれたよ。
それらを消してしまおうともいじりたい過去が少しはある。

優しさのカケラも無い僕をどけ抱きしめてあげたい。

思い出、過去、記憶の意味は似てる様でも微妙にズレて賛否両論だ。
軽いノリで時代が変わる。
忘れちゃいけない、忘れちゃいけない。
そればかりだね。

今を生きろ。振り返らずに。
時代が作るテーマソングを唄った歌手達。
軽いノリで口ずさむけど、忘れられない、
忘れちゃいけない事もあったよね。
過去に縋り付こうと云うワケじゃない。
少しだけ少しだけ時間を下さい…。

縫い合わせた傷は薄いピンク色だ。
いつでも開けそうな色だな。
同じ様な傷が心にもあるそうだ。
いつでも泣けんのはそのせいか。

会いたいよ。
会いたいよ。
会いたいよ。
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