タイムマシン

止まったままの二人を追い越した

真夜中テレビで流れた 二人でよく聴いた曲
懐かしくなって君にコールしてみた
こんな時間に珍しいね 欠伸をしながら言った
久しい高いトーンが 優しく耳に刺さる

二人が過ごしたあの日の出来事
君が話す 私の知らない出来事

いつも君のいない日々が もう当たり前なのに
魔法みたいに 時を飛び越えて会いにゆく
いつの間にか進んだ針は
静かに急かすように
止まったままの二人を追い越した

白いページ埋まるように 酸いも甘いも知ったね
君のだめなところも 今だから話せるの

ずっと一緒よ なんて綺麗ごと
きっと確かめる意味もないでしょ?

君が歩んでゆく 明日に花が咲くように
そっと隣で 笑顔注げる人でありたい
だからたまに思い出してね
忙しなさ募る日も
私なりに君を照らすから

二人が過ごしたあの日の出来事
タイムマシンに乗って 駆け巡ってゆく

いつも君のいない日々が もう当たり前だけど
だから いつでも二人繋がっているんだよ
いつの間にか進んだ針は
静かに急かすように
止まったままの二人を追い越した

朝は笑う二人を見つめてた
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