落ち葉

夕焼け時間隔の長い足音だけ
響いて君が去っていく
広がる落ち葉の上で
小さい背中をみつめるだけ

別れ際 口数の多い君から
言われた短い4文字は
気持ちじゃ溶けない氷のようで
ただせつない

手と手をつなぎ合って
目と目が合えば照れ笑い
そんなありふれた毎日が
続くと信じていたのに

愛してるの言葉も
抱きしめるための腕も
全部全部君のためのもの
なのにもう必要ないね

だらしない姿でも
過去の過ちさえも
全部全部君だけにみせた
弱さだったんだよ

季節移り変わるのに
気持ちは変わらない
なぜだろう
心から君は消えず
ただ思い返す日々続く
2人の写真
発着信履歴に残る
君の名前
数えきれないほどの思い
落ち葉の上にそっと落ちる

あの頃身勝手な嫉妬で
ケンカの絶えない日々を思い返す
甘えてばかりいた僕さ
溢れるごめんね

大切にする意味を
はき違えてたあの頃
疑いのないその笑顔を
気づかず奪っていたんだね

愛してるの言葉も
伝えきれない想いも
全部全部君のためのもの
なのにもう必要ないね

たくさんのわがままも
すぐ拗ねるその癖も
全部全部僕だけに向けた
愛のかけらと思えた

君の歩幅 合わせて歩いたこの道
今じゃ僕はこうしてひとりぼっち
携帯を開けば笑顔な2人
今すぐはち切れそうなこの気持ち
君に伝えてはいけない言葉たち
溢れて俺の涙の様に
じわり滲む

君の笑顔 瞳に
もっと素直になれたら
今でもまだ僕の隣に
寄り添ってくれてたかな

愛してるの言葉も
抱きしめるための腕も
全部全部君のためのもの
なのにもう必要ないね
×