すみか

さらさらな紙のうえ まとまらない想いに
指を這わせたら 寄り添う幻から あの日が漏れる

変わってしまうだなんて 僕には荷が重いな
後悔の束を 抱えて歩けば また街が歪むよ

たどるんだ 確かめて 星屑のすみか 照らせよ
君の声が まだ溶けない 道さえ僕のため 十字を切った

不安も不在も ポケットに隠せたら すぐ朝になる

たどれたら 確かならば 少しは近づけそうかな
僕の声に とてもよく似ている 拙い文字が積み上がる

さらさらな紙のうえ
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