Waterfront

ここは水際
住み着いてしまったいつしか
飲み干したまんまのウイスキー
脱ぎ捨てた服 生活の息吹

飛沫上げた埠頭が見える四角い窓
はるか向こう 昔の居場所
アルバムの隅 厳つい顔
水平線 火がついたよ

いつも通りの日々は続くけど
水みたいに全てすり抜けてく
海の青さに負けないくらい
迸る命の煌めきよ

兆しはなく 嵐は来る
意外な策 ピタリとハマる
いつからかコンパスは北を指さない
あの日の言葉 今も儚い

しなかった後悔 ツバつけ
手柄のように大事に抱えてる
散らばった航海図集め
そこに自分を見つけ出す

いつも通りの日々は続くけど
水みたいに時は流れていく
風の唸りに負けないくらい
迸る命のざわめきよ

傷つかずに生きていくということは
傷つかない痛みを背負うことさ
砂漠に沈む ブリキみたいに
いつまでもただ夜明けを待っていた

物語はあっけなく
結末へと流れ出す
だからここでためらう
気持ち捨て曝けだす

「何もわかっちゃねえ」とか言いながら
雑魚敵ばっか倒してるプレイヤー
あの計画 人の迷惑
できない理由 ひたすらにレイヤード

酒のつまみに話したこと
誰もが無理だと笑ったこと
片っ端から形にする
そういうやつが歴史を作る

さらば怠情な毎晩
見よう見まねでも今にわかるさ
忘れちまった宝のありか
呆れるほどに大胆でも
見えるやつには船が見えるさ

いつも通りの日々は続くけど
水みたいに全てすり抜けてく
時の流れに逆らうほどに
迸る命の煌めきよ

星の隙間が刻み出すリズム
明日へと向かう 白熱のリズム
このまま終わる はずはないだろう?
気がつけばほら海辺に立っている
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