恋を見つけて

あるとき ある街角で たたずむ君を見つけた
途方に暮れて 遠くを見つめていたね
俺と一緒だった その瞳

恋なんて大袈裟な ものじゃなかったかもね
それでもなんだか ほっとけなくなってさ…

心に豊かさを持とう なんて戯言ばかりで
未来さえも 見えなくなって 沈んでたあの頃

これ以上 これ以下でも 何もない二人だもの
君と一緒なら なんだか勇気も湧くんだ
君も一緒だった その瞳

大きく息を吸って 君はつぶやいていた
いいことがないなら 消えようとしていたの…

健やかに健全に いい人になるんだと
教えられてもそれだけじゃ 超えられない現実

都会の汚れた空 それでもそれが好きで
自分の夢 ここに飛び込んだ 後先なんて考えず…

豊かさそれは いつか見えるだろう
未来ならこの手で掴む 沈んでたあの頃 僕らは探した

なぜだか夜が好きなの 君は小声でつぶやく
余計な物が見えない それがいいの まるで少女のように
震えてた 震えてた
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