星の後日談

夕焼けが目の前を去って 暗闇から舞い上がる声
落ち着かない異端児だけが 夜明け目指してスタートを切った

客席で魅せるスーパープレイ 誰も興味持たないの
本物よりも輝いている 似せ物が溢れ出す

苛立ちと憂鬱の間にドキドキが広がる
虹色のグラデーション!
溶けて無くなりそうな夜
今度こそは本気で走り出して、ねえ

眠りから目覚めた世界 夜明け目指して加速してゆく
風向きが変わる瞬間に 宿敵達を薙ぎ倒すんだ

「大好き」してたお姫様 悪魔のヒロインさ
自分勝手な我が儘達を アルバムに押し込めて

白い吹き出しの間にアドリブが広がる
脚本を吹っ飛ばして!
消えて無くなりそうな星
手が届きそうになる ここで終演

ねぇ、いつもひとりぼっち いつまでもエキストラ
星の数ほどの脚本の その中で私の居場所はどこ?

こんな私だから狙う 最高のヒロイン
諦めない 手を伸ばし掴み取れ
夜明けまで消えない星達を

位置について「よーいドン!」で走り出してから
一度も振り返っていない
遠い未来が今ここに
失くしていた透明な声 振り絞っていくんだ
全力で振り絞っていくんだ
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