離見

開演のベルが鳴り幕がゆっくりと上がる
ゆらゆら
鳴り響く歓声と嘘と無知と綺麗事

使い回し病みと闇、10グラムのリリシスト
ペラペラ
永遠を語りだす妄想的リアリスト

あー
出番が来たんだ地団駄
『不満か?』「不安だ」
あー
散々だ暗澹だ
やるしかないんだ
あー

さあ始めようか
舞台上、死にながら手を鳴らす
もっと照らしてよ
壊れながら踊る初期衝動
伝えれば伝わるってその声で信じさせてよ

第二幕続いてるくどい三文芝居
クラクラ
言い訳に使われる『衝動』

悔しさと無力さが容赦なく突き刺さって
グサグサ
それすらも振り回してやる

さあ始めようか
身勝手な衝動かき鳴らして
もっと照らしてよ
綺麗事には無い永遠を
意味なんて越えるくらいその声で信じさせてよ

あー
出番が来たんだ地団駄
『不満か?』「不安だ」
あー
散々だ暗澹だ
やるしかないんだ
あー

さあ始めようか
舞台上、死にながら手を鳴らす
もっと照らしてよ
壊れながら踊る初期衝動

あの幕が降りる前に偽物に負けるはずなんて
ないんだって
伝えれば伝わるって今ここで信じさせてみせるよ

喰い物にした癖に愛の歌
永遠の半分
病みに憧れ
そこに自分の名前がないことを祈る
×