虹がかかったなら

寂しくないかい
東京の街でひとりぼっち
誰かを待って
知り合いなんてひとりもいない
街灯もなんだかしゃれこうべ

自分の街へ帰ろう
電車で 2時間半はかかるけど
仕事がまだ残っているけれど
後で考えよう

ねぇ
虹がかかったなら
すぐにあっちへ行けるけど
言葉すら無い毎日が
むしろ心地良かったんだ

寂しくないかい
僕らの心は結局のところ孤独だろう?
何を思って手をつなぐのでしょう
形なんか意味などないぜ

二十歳より前のことを
僕ら覚えたままに歩けるかい
大阪の店の看板みたいに
不埒になれたら

虹がかかったなら
すぐにそっちへ行けそうさ
がむしゃらに叫んでみて
まずは人を探してみよう

寂しくないかい
思い出が笑う
涙流しつつともに行こう
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