風景画

何気ない日常を切り取った絵画
名画と思うのはいつになるんだろう
どうかそんな風景は空想と気づけたら
ほらそこに在る日常が輝きだし始める空へと

出会いの糸から溢(こぼ)れた色たちは
その前の色には戻れない
幾重にも紡がれた糸を辿れば
君がいる だといいな…

空は青い久しぶりに見上げたな
この景色はいつまで続いてくんだろう
だっていつも下向いて日常て気づけない
寂(さび)しいかな偽りつづけ雨降りだし始める此処へと

ついた嘘の数だけ菫(すみれ)を咲かそう
たかがって疑って無視せずに
互いの言葉を聞かずに僕たちは
今いる なんでかな…

あの雨もいつかまた咲かすんだ
さよならと言わず気づいてよ
この蕾を

雨が止んだのに傘を閉じないのは
泣き顔が君にさ見えるから
じゃあねと言った側からもう僕たちは
1人だね

早くして… 離れてよ…
早くして… 離れてよ…
そばにいて
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