人生双六・おとこの旅路

俺が義理なら お前は情け
握る(にぎ)手と手に 男が通(かよ)う
一天地六(いってんちろく)のサイの目に
賭(か)けた男の 命はひとつ
どこで散るやら 果てるやら
人生双六(すごろく) アンアアンアア おとこの旅路(たびじ)

惚(ほ)れた女に 三下半(みくだりはん)を
投げて振りむきゃ 男がすたる
未練(みれん)の涙を かみしめりゃ
雨にぽつんと 肩叩(たた)かれて
右を左のわかれ道
人生双六 アンアアンアア おとこの旅路

遠(とお)の昔に 忘れたはずの
生まれふる里 聞かれりゃつらい
浮世と言う名の 苦労川
誰れが流した 笹舟ひとつ
ゆれてどこまで 行くのやら
人生双六 アンアアンアア おとこの旅路
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