面影の都

水の都の 黄昏どきは
あの人この人 空似の人が行く
あの娘 今ごろ どうしてる
笑顔の可愛い 娘だったよ
恋しくて(恋しくて…) 逢いたくて(逢いたくて…)
七色ネオンに 面影うかぶ

イチョウ並木に パラソルひとつ
触れあう肩先 ぬくもり感じてた
あの娘 今ごろ どうしてる
帰っておいでよ 僕の胸
恋しくて(恋しくて…) 泣きたくて(泣きたくて…)
夜風にいとしい 名前を呼んだ

噂たずねて キタからミナミ
誓いの指環を その手にいつの日か
あの娘 今ごろ どうしてる
素直で一途な 娘だったよ
恋しくて(恋しくて…) せつなくて(せつなくて…)
川面にやさしい 面影ゆれる
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