夜の河

冬枯れの街に吹く風が あなたの後れ毛とかす
薬指に光るリングが 眩し過ぎて
戯れに触れた肩 見つめ合う瞳に
ただ崩れ落ちる様に 影は重なり合う

心で綴る愛と 身体に刻み込む愛
胸が張り裂けるほどに 心迷わせて
どうせ二人は ひとつになれないのなら このまま
流れゆく夜の河に とけてゆきたい

季節の移り変りは 時の流れをつくり
あなたは悲しい物語 涙で描く
離れない 離さない 心の中叫ぶけど
言葉に出来なくて 呟いたさよなら

出来る事ならば時を もとに戻してもう一度
あなたと巡り逢いたい 抱き締めてみたい
どうせ二人は ひとつになれないのなら このまま
流れゆく夜の河に 溶けてゆきたい

心で綴る愛と 身体に刻み込む愛
胸が張り裂けるほどに 心迷わせて
どうせ二人は ひとつになれないのなら このまま
流れゆく夜の河に とけてゆきたい
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