宇宙の片隅

とつぜん物語あふれる
とめどない感情ごまかすように
魔法をかけた

青空と潮風と今がすべてだった頃
あてどもない明日を占うように
みんなでさわいだね

ぼくらは眩しい夢みてた
宇宙の片隅で

眩しい切なさの季節
風の中みんな
精一杯の不器用さで輝いたね

みんなの笑う声きこえる
確かな今を忘れたくなくて
魔法をかけた

夕暮れに並ぶ影 ぼくらは気付いてたんだ
こんな風にいられなくなること
誰が言わなくても

別れの理由なんてわからずに
時の風の中で

セピアに色褪せる季節
認めたくなくて
さよならなんて言えずに
笑ってみた

とつぜん物語あふれる
とめどない感情ごまかすように
魔法をかけた
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