一番星

頑張りたいのに こたえたいのに
どうして出来ないんだろう
帰り道 バスに揺られ
灯り始める明かりを数えた

いつかもあったな こんなことが
あの時はまだ幼くて
大きな手 掴んだまま
青い涙をこらえて見上げた

夕空に一番星 キラキラと瞬いて
いつの日も 願う心 照らし続ける

だんだんと赤く 染まる空に
煌めく 優しい光
小さくてもちゃんと見える
黄昏の町を 見守るように

大人になったら どんな事も
出来ると そう思ってた
叶わなくて 立ち止まる日も
揺れる涙を 抱きしめながら

夕空に一番星 廻る程耀いて
迷うたび 夜を照らす『ここにいるよ』と

夕空に一番星 廻る程耀いて
迷うたび 夜を照らす

夕空に一番星 キラキラと瞬いて
いつの日も 願う心

夕空に一番星…
照らし続ける
×