よんなー よんなー with 夏川りみ

朧月が笑えば 故郷(こきょう)を思い出す
青田風(あおたかぜ)に吹かれた はるか遠き恋
うつむき辿る家路 水たまりの月が
顔を上げてごらんと 微笑み返した

よんなー よんなー 歩いて行こう
季節の背を追いながら
朝日を浴びて 蕾になれば
いつの日か花となる

月時雨(つきしぐれ)に打たれりゃ 古傷が疼く
捨てたはずの言葉が 心締めつける
涙こらえ走った あの日の土手の道
明日はきっと晴れると 微笑み直した

よんなー よんなー 歩いて行こう
夕日の背を踏みながら
愛されるより 愛していたい
いつか咲き誇るまで

七色の涙がひとつにとけて
いつの日か流れ着く 海を目指して

よんなー よんなー 歩いて行こう
季節の背を追いながら
朝日を浴びて 蕾になれば
いつの日か花となる

よんなー よんなー 歩いて行こう
夕日の背を踏みながら
愛されるより 愛していたい
いつか咲き誇るまで

朝日を浴びて 蕾になれば
いつの日か花となる
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