Hanakoさん

ベルが鳴る席を立つ 足早に向かう先は
安っぽいラベンダーの香り
落ち着くようないつもの鼻の感覚
ゆっくり鍵を閉めた

どうかどうか放っておいて どうかどうか
そう思うけれど今日も 笑い声と雨が降る

どこにいるの 全部見ているんでしょ
ねぇお願い 私と友達になってよ たった一人の
隠れてないで 怖がったりしないから
ねぇ早く 私の話を聞いてよ それだけでいいから

見てるだけ 聞いてるだけ 周りから見ればまぁ
ただの群れ そんな感じだろうな
透けちゃいそうだ 誰かにバレちゃいそうだ
心が黒く染まってゆく

そうだそうだ私じゃない 僕じゃない誰か
そう思っている今日も 笑い声と雨は降る

ここにいるの 全部見ているから ねぇお願い
ちゃんと逃げる場所をつくって 一人一人が
怯えてるんだ 合わせようとしない
その目を見れば
心の中はすぐわかるよ このままでいいのかな

最後の選択を間違わなければ
きっと出会えないの
出会っちゃいけないの
そうなる前に逃げればいいから
それも少し勇気がいるけれど
立ち向かう事に立ち向かって

ここにいるよ みんな見えてるなら ねぇお願い
私の目を見て聞いてね 忘れないから
ここにいるから 全部見えているから ねぇきっと
他に逃げる場所があるはず やっと見つけた
どこにいても どんなことしてても もう絶対
3番目のドアは開けない ありがとうさよなら
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