トワイライト

私の影はどこまで伸びる?
いくつも迂回路を指でなぞる

来た道を戻るだけじゃ
ああ さみしすぎて

今 風が強く吹いた
誰かの声が響いた
君の部屋のカーテンも
今 揺れているのだろうか

もう違う景色か
それでも夕暮れは私たちを等しく染めない

グラウンドの照明塔は
そこから見えるかな

川沿いの桜並木を
振り返ってなんになる!
また 風が強く吹いた
君とここにいないだなんて!
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