芙蓉の花のように

思い返せば まぶたに浮かぶ
笑顔笑顔の なつかしさ
親父 おふくろ 輩(ともがら)たちよ
芙蓉の花の 花のように
みんな清らに 生きてきた

白いはなびら うす紅色に
染めてほろりと こぼれゆく
秋の陽だまり 女房(おまえ)とふたり
芙蓉の花の 花の下(もと)
今日の幸せ かみしめる

咲いて一日 はかない花も
明日はつぼみが また開く
命つないで 心をかさね
芙蓉の花の 花のように
そうさ清らに 生きてゆく
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